修繕

神社の手水舎の柱の取替を行った。

これまで、大きな屋根を二本の柱で支えていた。

長い間頑張ってきた柱だが、根元が腐ってしまった。




取替するにあたり、屋根が転倒しないように、
単管で屋根を仮固定する。

1.JPG




柱は地面に埋まっているコンクリートと一体化し、
簡単には抜き出す事ができない。

この柱を抜き取る作業に、結構な時間を要した。




事前に大工さんが加工してきた柱。

今回は腐食にも強い、栗の木を使用した。

2.JPG




既存の柱の腐食部を切断し、継手の加工を
手際よく行っていく。

既存柱には、控え柱を組み込むための
ほぞ穴も開けていく。

3.JPG




搬入した柱へ、丸ノコで切込みが入れられた。

最初は何の意味かが分からなかった。

屋根の水平を出すため、柱を上下させて
出入りを調整する必要がある。

その際に、この切込みに単管を入れ込み、
足で上下させると、テコの原理で柱が上下する。

一人でもその操作が出来るという訳。

4.JPG




それに加え、柱の根巻きのコンクリートから、
柱を抜けにくくする効果もあるという。

さすが経験豊富な大工さんだけの事はある。




互いの継手が合わさり、ひとつの柱になる。

5.JPG

更に貫通ボルトも使って、抜け防止を図る。

6.JPG




今回はより強度が保てるよう、控え柱を追加した。

7.JPG

これで当分の間は大丈夫。







【番外編】

劣化して腐食していた柱。

01.JPG

単に水分で腐食していただけでなく、
白蟻による蟻害にも遭っていた。

02.JPG

典型的な白蟻が食した爪跡が残されていた。

柱の背割り(乾燥からくる木材の割れ防止)部分にも、
蟻道が見られた。

03.JPG

しかしながら、桧を使用していたため、
屋根上部にまで被害は及んでいなかった。

白蟻にとっては、桧はあまり美味しい木材では
ないという事だろうか?








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