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<<   作成日時 : 2018/10/20 16:55   >>

ガッツ(がんばれ!) ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 0

高校の同級生から飲食店改装の相談があった。

現在の店舗から移転したいと。

場所や広さが、条件に合った物件が出たので、
一緒にそこへ行って欲しいとの事だった。




早速その建物に入ってみたが、店舗というより
事務所の雰囲気が強かった。

現在の店と違い1階ではなかったので、
第一印象はあまり良くなかった。

しかもガス設備がなく、借主負担でもガス設備を
新規で引く事はNGとの事。

お店は中華料理で、現在はプロパンガスを使用している。

「ここは諦めた方がええんじゃないか?」

私のそのひと言で、現在地での改装に方針転換。

そこから改装に向けての話し合いが進んだ。




高校の同級生と言えば、30年以上の付き合いになる。

でも、その年月に応じて、嗜好や傾向を知り尽くしている訳ではない。

だから聞き取りには多くの時間を費やした。

具体的にどうしたいか?

困っている事は?

仕上りのイメージは?

思いつく限りの質問攻めを行った。




その結果、室内に関しては

@客室を広くしたい
A個室と大広間の使い分けを楽にしたい
Bどこからか分からない臭気に悩まされている

という事が分かった。




屋外については、

C外壁の経年劣化を直したい
D看板を取替したい

という要望。




そして、内外共、

E質感を上げたい

という要望が出てきた。



改装前の室内の様子。

赤を基調とした印象。
(改装後は黒を意識した仕上り予定)

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空間を広げるために、造り付けの椅子を解体する事にした。

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解体すると、土間の水平レベルが違っている事が判明。

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いきなりの問題発生。

休業期間は決まっているため、湿式のモルタル塗りは
乾燥のための養生期間に影響が出る。

悩んだ末、乾式の床組みでいく事にした。




ただ問題発生と同時に、もうひとつの問題の原因が判明。

元の排水管の処理がされていない状態。

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これなら臭気が出るのも当然だ。

これらは対策をとる事で、完全に解決できると判断した。




床にレベルを合わせるパッキンを敷き、その上に合板を張る。

パッキンが入れられない状態の床面は、斫って解体。

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椅子があった壁面の凸凹も、下地を入れて石膏ボード張り。

仕上りを見ただけでなら、『ふーん』で済む事も、
こうした小さな処理を済ませて、ようやく完成の時を迎える。

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空間を数センチ広げるために、間仕切り位置も変更。

少しずつ空間が出来上がっていく。

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塗装の工程が済み、

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内装の工程へと進む。

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建具や家具を入れて、一気に完成。
(文章では一気だが、現場はそんなに簡単ではない)

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可動間仕切りは操作性を優先し、折戸を採用。

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反対側から

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別角度から

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店主こだわりの壁画。

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続いて屋外工事の様子。

外壁仕上げ材が劣化して、水分が沁み込んだ結果、
凸凹が見苦しい。

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木製建具も漏水の影響で、変色している。
(この建具は再利用したいとの意向)

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看板はそれほど悪いとは思わなかったが、替えたいとの事。

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店主と共通の同級生が、看板の仕事をしているので、
彼にこの仕事はお願いする事になった。

古い看板は不要との事だったが、お店を見続けてきた同志でもあり、
大切に外して、清掃して店主に渡しておいた。
(これは私自身のこだわりでもある)

巾木を兼ねているタイルの状態。

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レベルが通っておらず、凸凹感もあるので、気に入らないのだそう。

これも解体する事に決めた。




事前調査で下地は金属製のものが使われていたので、
これは再利用する事にしていた。

ところが問題がある事が判明し、仕方なく下地から取替する羽目に。
(いけると判断していた自分を反省)

外装を剥がすと、入口の軒裏の腐食も予想より悪く
これまた予算外工事が発生(泣)

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気に入らないタイルを剥がすと、これまたボロボロの下地。

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この状態でタイルを張ってもいい事になる訳がない。

下地の凸凹をきれいに整えるのではなく、コーキングの厚みで
タイルを張るという荒業が、仕上りの凸凹を生んでいた…

またまた想定外の状態。

突発的な出来事に、職人さんがすぐに対応出来る訳もなく、
とりあえずのブルーシート掛け。

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体裁のいい状態ではないので、テンションも下がる。




入口の建具は、塗装に備えて『洗い』と呼ばれる
特殊な薬品を使う清掃をした。

それでも完全に染み跡を除去する事は出来なかった。

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仕上りのイメージカラーを写真でもらっていたので、
出来る限りその色に近付けるべく、色合わせを繰り返す。

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こういう手間暇が、仕上りの満足感を上げると信じているので、
そこは時間をかけてじっくりと。




外装はサイディングを張ったが、全て張る訳にはいかず、
左官さんに頼る部分もあるため、ツートンカラー状態。

全体をじっと見渡してみた。

向かって左側の、エアコンのドレン管の色が気に入らない。

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ここは譲れない。

追加なしでもやるしかないか。

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見えなくなるダクトカバーもしっかり延長。

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そして迎えた完成。

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同級生もイメージ通りの看板を付けてくれた。

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「思うとった通りに、してもろうたで」

このひと事で、これまでの苦労が一気に吹き飛んだ!





店舗:風に吹かれて 

ミシュランガイド広島 2013年 2018年 連続掲載店!





今日の感想

同級生の頑張りに、負けない仕事を自分も
















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